上野菜穂子さんの作品守り人シリーズのご紹介です。
守り人シリーズは、本編が全10巻+外伝3巻の大作ハイ・ファンタジー小説です。主人公バルサを綾瀬はるかさんが演じているNHK大河ファンタジー(2016.3~2018.1)として実写ドラマ化されていたり、アニメ化(2007.4~2007.9)されており、人気の作品です。詳しくは、こちらの偕成社の公式サイトをご覧ください。
≪守り人シリーズ紹介≫
第1巻「精霊の守り人」
第2巻「闇の守り人」
第3巻「夢の守り人」
第4巻「虚空の旅人」
第5巻「神の守り人 来訪編」
第6巻「神の守り人 帰還編」
第7巻「蒼路の旅人」
第8巻「天と地の守り人 第一部 ロタ王国編」
第9巻「天と地の守り人 第二部 カンバル王国編」
第10巻「天と地の守り人 第三部 新ヨゴ皇国編」
外伝1「流れ行く者 守り人短編集」
外伝2「炎路を行く者 守り人作品集」
外伝3「風と行く者」
ガイドブック「「守り人」のすべて」
≪守り人と旅人の違い≫
守り人シリーズなのにタイトルに”旅人”と付く作品があります。これは、その巻の主人公の違いを表しており、”守り人”は女用心棒バルサを主役とした物語で、”旅人”は新ヨゴ皇国の皇太子チャグムが主役の物語となっています。
≪あらすじ紹介≫
「精霊の守り人」
新ヨゴ皇国の皇太子チャグムを、30歳女用心棒のバルサが守る物語。
チャグムは「ナユグという異界の精霊に卵を産みつけられ、卵を食う魔物と、息子穢れた者として抹殺しようとする帝から、命を狙われていた」。
”短槍使いのバルサ”として名の知れた主人公、幼馴染の薬草師タンダ、その師匠の呪術師トロガイが、帝から、魔物から、チャグムを守る。。。
第2巻「闇の守り人」
25年ぶりに生まれ故郷のカンバル王国に戻ったバルサは、己の人生のすべてを捨てて幼い自分を守り、育ててくれた養父ジグロが、卑劣な反逆者にされていたことを知る。
ジグロの汚名をすすぐための帰郷が、カンバル王国の特産品ルイシャに隠された秘密とバルサの過去が絡み合い、、、心を深く揺さぶられる壮大な物語。
第3巻「夢の守り人」
守り人シリーズは、異世界”ナユグ”と現実”サグ”が重なり合っている世界であり、常人には見えないナユグを呪術師は見ることができる。
当代最高とうたわれる大呪術師トロガイを師匠にもつ、バルサの幼馴染タンダがナユグの”花”に囚われ、人鬼と化してしまう。
ナユグの”花”には、トロガイの秘められた過去が大きく関係していた。
第4巻「虚空の旅人」
バルサに命を救われた新ヨゴ皇国の皇太子チャグムの物語。
南の異国(サンガル王国)へ使節として送られたチャグムが、皇太子という身動きのとれない立場の中で、自分の感情(目の前の人を助けるために、自分の命をかけていいのか)という葛藤が描かれている。
特に、政治的な思惑や国際関係の描写が緻密に描かれており、ファンタジーとは思えないリアリティを感じさせられる。
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